プロ野球12球団のユニフォームまとめ|ホーム・ビジターでの違いや歴史
今や選手だけでなく、ファンも試合観戦で着ることが当たり前になっているユニフォーム。
プロ野球選手はどの球団においても、2パターンのユニフォームを着用しています。
2パターンとは、
「ホームユニフォーム」
「ビジターユニフォーム」
のことを指すのですが、違いはご存知でしょうか。
プロ野球ユニフォームの歴史や、プロ野球12球団2024年現在のユニフォームデザイン(ホーム・ビジター)を調査してみました!
プロ野球ユニフォームの歴史について簡単にご紹介します。
ホームユニフォーム・ビジターユニフォームはいつから存在してたのでしょうか。
日本プロ野球が始まった1936年から、ユニフォームは存在。
主にストッキングの柄で、チームの区別をしていた。
2リーグ制度と地域保護権制度が始まる。
ホームユニフォーム・ビジターユニフォームが採用される。
学生野球ユニフォームに近いデザインから徐々に、
球団独自のデザインを使用したプロ野球ならではのユニフォームができる。
ダブルニット生地(=ジャージ素材)ユニフォーム誕生。
原色などカラフルな色が使われるようになる。
60年代のようなシンプルなデザインに回帰する球団、70年代の原色使いを継承する球団のデザイン二分化が印象的となる。
日本人の移籍を機にMLBへの関心が高まり、MLBに倣ったデザイン「ネオ・クラシック」が普及する。
上下セパレートのビジターユニフォームが現れるなど現代化が進む。
各球団が限定・企画ユニフォームを取り入れるようになる。
ユニフォームデザインの回帰が目立ち、
昔ながらのタイトなスタイルと、2000年代から現れた現代的なルーズなスタイルの両者が混在するようになる。
(時系列内容は日本プロ野球ユニフォーム 流行・トレンド略史より引用)
ホームとビジターユニフォームの区別は、1950年代からされたようです。
日本プロ野球が始まって間もない時代から存在し、およそ70年の歴史があるのですね!
野球は、それぞれの選手が定位置で活躍するスポーツなので、違うチームの選手同士が入り混じることがさほどありません。
他のスポーツと比べても比較的ホームとビジターの判別がつきやすく、ユニフォーム区別は必要ないのでは?という声もありますが…
ホームとビジターユニフォームの区別がされるようになった理由として以下が考えられます。
- ユニフォーム区別をしているMLBに倣った
- 当時はホーム球場を持たない球団もあり、チームの明確な区別が必要だった
- 経済的余裕ができ創られるようになった
- プロ野球人気を図りエンタメ性を狙った
ホームとビジターユニフォームの区別をすることにはメリットの方が多いように思いますよね!
高校野球「智弁和歌山vs智弁学園」激似ユニフォーム同士の試合でどっちがどっちか訳分からなくなったライターは、あれからプロ野球のホーム&ビジユニ制度の有り難みを感じました^^;
プロ野球12球団の正式なホームユニフォーム・ビジターユニフォームのデザインについてご存じでしょうか。
最近ではどの球団でも頻繁にイベント企画や限定ユニフォームの試合日があり、どれが正式なユニフォームなのか曖昧になっている方もいらっしゃるのでは?
そこで2024年現在の
ホームユニフォーム・
ビジターユニフォームをイラストでご紹介!
阪神タイガースを中心に、プロ野球全12球団のユニフォームについてまとめました。
(フォント簡略化、袖ワッペン等デザインを一部省略しています)
いずれも
左側:ホームユニフォーム、
右側:ビジターユニフォーム
となっています。
阪神タイガース
阪神タイガースのユニフォームは、ホーム・ビジター共に縦縞が特徴的です。
阪神タイガースといえば縦縞ストライプ!
これからもずっと変わらないでいてほしいデザインですね。
下地の色は、
ホームユニフォームが白色、
ビジターユニフォームはグレー色となっています。
ユニフォームの下地色こそ違いますが、双方のデザインはあまり変わりませんね。
そして阪神タイガースのチームカラー、
黄色と黒がアクセントとして使用されています。
色とデザインが、虎をイメージさせます!
広島東洋カープ
広島東洋カープのユニフォームは、鮮やかな赤色が印象的です!
下地の色は、
ホームユニフォームが白色、
ビジターユニフォームは赤色となっています。
カープファンはどの球団よりも、チームカラー(赤色)を大切にしているように思います。
一般的にはホームユニフォームが定番化するはずなのですが、赤色大好きなカープファンは、ホームユニフォームよりも全面赤色のビジターユニフォームの方を気に入って着用されるそうです。
こちらのビジターユニフォーム、背番号までもが赤色になっていて遠目では選手の区別がつきません…(もっと勉強します^^;)
横浜DeNAベイスターズ
横浜DeNAベイスターズのユニフォームは、青色と水色が融合し爽やかなイメージがあります。
下地の色は、
ホームユニフォームが白色、
ビジターユニフォームは水色に近い青色となっています。
ホームユニフォームはセンターにチームの象徴となるストライプがあり、すっきりとしたデザインです。
(「YOKOHAMA STRIPE」と呼ぶそう。)
ビジターユニフォームは全面に波型のデザインがプリントされています。
港町、横浜の海を彷彿とさせる涼しげなデザインです!
読売ジャイアンツ(巨人)
読売ジャイアンツ(巨人)のユニフォームは、昔ながらのシンプルなデザインが印象的です。
下地の色は、
ホームユニフォームが白色、
ビジターユニフォームはグレー色となっています。
ホームユニフォームにはチームカラーのオレンジが入っています^^
チームロゴのフォントは、創立当初から変わらず使われているそう。
ホームユニフォームは、一時期「TOKYO」でしたが、殆どの年代において「GIANTS」の文字になっています。
ラケットライン(センターライン)が採用された時代もありましたが、各時代においてデザインに大きな変化はありませんでした。
デザインを受け継ぎ伝統を大切にするのは、一番歴史が長い球団ならではでしょうか。
東京ヤクルトスワローズ
東京ヤクルトスワローズのユニフォームは、ホームとビジターで印象が大きく異なります。
下地の色は、
ホームユニフォームが白色、
ビジターユニフォームは紺色となっています。
どの球団も、ホームとビジターユニフォームにアクセントで同じ色を使いますが、
ヤクルトのチームカラーは赤、紺、緑、白の4色もあることから、それぞれのユニフォームに別の色が使用されています(ヤクルトファンでもチームカラー4色を知らない方がいるそう…!)。
ホームとビジターで色が違いますし、デザインもまた全く異なります。
一見、別のチームでは?と思ってしまうくらい印象が違い、とても興味深いですね
中日ドラゴンズ
中日ドラゴンズのユニフォームはシンプルで鮮やかな青色が特徴的です。
下地の色は、
ホームユニフォームが白色、
ビジターユニフォームは青色となっています。
ドラゴンズのホームユニフォーム、なにか既視感を抱きませんか…?
中日ドラゴンズがMLBのチーム、ロサンゼルス・ドジャースに許可を得て、ユニフォームを似た仕様にしました。お互いのチームデザインが90年代当時から殆ど変わっていないため、現在まで「似てる!」と話題になるわけですね^^
同じフォントで同じデザインを踏襲している上、
「Dodgers」「Dragons」、
頭文字やスペルの数も非常に似ており、なかなか見分けがつかなさそうです!
オリックス・バファローズ
オリックス・バファローズのユニフォームは落ち着いたシックな色合いが印象的です。
下地の色は、
ホームユニフォームが白色、
ビジターユニフォームは紺色となっています。
オリックスのチームカラーの一つが紺色なのですが、他球団で使用されている紺色よりも黒色に近く、落ち着きがあります。
紺色だけでなく金色もチームカラーであり、それぞれのユニフォームに使用されています。
フォントも高貴な雰囲気があり、個人的には一番カッコいい球団ユニフォームだと思っています^^
千葉ロッテマリーンズ
千葉ロッテマリーンズのユニフォームは、モノトーンで控えめなデザインとなっています。
下地の色は、
ホームユニフォームが白色、
ビジターユニフォームは黒色となっています。
ホームユニフォームは縦縞が印象的で、1995年から現在までデザインが変わっていない愛されぶりです!
センターにチーム名がある球団ばかりの中、
千葉ロッテは「マリーンズ」の頭文字「M」のみを左胸にポイント使いする控えめなデザインを採用しています。
普段使いできるくらい私服に馴染みそうですね!
福岡ソフトバンクホークス
福岡ソフトバンクホークスのユニフォームは、ホームとビジター共通して王道デザインが印象的です。
下地の色は、
ホームユニフォームが白色、
ビジターユニフォームは黒色となっています。
ホームとビジターユニフォームはデザインが共通していて、ラケットライン(センターライン)と袖の2本線がアクセントになっています。
下地の色もシンプルで、野球ユニフォームの王道的なデザインですね。
チームカラーの黄色がそれぞれのユニフォームに使用されています。
東北楽天ゴールデンイーグルス
東北楽天ゴールデンイーグルスのユニフォームは、温故知新なデザインが印象的です!
下地の色は、
ホームユニフォームが白色、
ビジターユニフォームは濃赤色となっています。
チームカラーが赤系統で、ワインレッドに近いおしゃれな色をしています。
野球ユニフォームの王道デザイン「ラケットライン(センターライン)」を使用しつつ、チーム名のフォントや色合いには現代的な印象もあり、新旧融合した興味深いデザインとなっています。
ビジターユニフォームの「Rakuten」フォントは楽天グループ株式会社のロゴがそのまま採用されています。
埼玉西武ライオンズ
埼玉西武ライオンズのユニフォームは、青系の色で統一感が見られる点が特徴です。
下地の色は、
ホームユニフォームが白色、
ビジターユニフォームは紺色となっています。
ホームとビジターユニフォーム共に、チームカラーの
ライオンズブルー(青に近い水色)、レジェンドブルー(紺色)、西鉄ブラック(黒色)
が使用されています。
色名までかっこいいですね^^
ビジターユニフォームはこの3色がグラデーションになっていて、他球団にはない唯一無二のデザインとなっています。
北海道日本ハムファイターズ
北海道日本ハムファイターズのユニフォームは、現代的でスタイリッシュなイメージがあります。
下地の色は、
ホームユニフォームが白色、
ビジターユニフォームは水色となっています。
2022年から変更されたこちらのユニフォームは、
ホームとビジターいずれも、チームカラーの水色が全面に推されています。
2021年以前のビジターユニフォームには金色が多く使われていましたが、印象が一気に変わりましたね。
左側に縦ラインがあるアシンメトリーなデザイン、シャープな印象のフォントが目立ち、どの球団ユニフォームよりも現代的で新しいイメージがあります。
プロ野球のユニフォームについてご紹介しました!
ファッションの流行と同様にして、プロ野球ユニフォーム界にも時代によってデザインの違いが見受けられましたね。
たまに復刻デザインユニフォームで試合をする球団もありますので、今とどう違うのかを比べて観てみると面白いですよ^^
また、プロ野球12球団のホーム&ビジターユニフォームの違いもまとめました。
球団によってチームカラーが違うだけでなく、デザインやチーム名フォントまで全く異なり興味が深まったのではないかと思います!
そして…
どの球団も、ホームユニフォームが白色基調なことに気づきましたか?
プロ野球で元々白色のユニフォームが使われていたことで、今でも白色を使い続けているようです!
みなさんはどの球団のユニフォームが気になりましたか?
(ライターはファンとか抜きにして、ヤクルトのホームユニ可愛いなあと思ってます^^)
レプリカユニフォームは各球団の公式店舗やオンラインショップにて販売されていますよ。
お気に入りのユニフォームを着て、試合観戦してみませんか?★