【タイガース観戦】甲子園売り子の一日の売上は〇〇杯!売上ランキングって?
野球場の売り子が1日にどのくらいの杯数を売るのかご存じですか?
今回は甲子園球場の二大売り子、
「ビール売り子(スーパードライ)」
「チューハイ売り子」
の売り上げ杯数や、売り子ランキングの仕組みについてご紹介します!
同じ球場でも、売れやすいタイミングや場所などの条件によって売れ行きが全く違うことも!?
甲子園球場には様々な商材や銘柄を扱う売り子が居ます。
今回ご紹介するのは、二大甲子園売り子、
桃色ピンクのユニフォームの
通称「ビール売り子」と、
黄色ユニフォームの
通称「チューハイ売り子」
と呼ばれる売り子の売上について!
銘柄や商材によって売れ行きは異なるのですが、中でもこれから紹介する上記の売り子は売上杯数が多いです。
毎試合、観客動員数に応じて売り子の人数も変化します。
ビールやチューハイをはじめとしたアルコール商材を扱う売り子は、
一試合平均で100人程動員しています!
売上杯数の計算方法
売上杯数の計算方法は、
ビールやチューハイを注ぐプラカップの数で計算します。
毎度新しいカップで提供しますので、
「飲み終えたプラカップにそのまま注いで〜」といった要望には残念ながら応えられません><
手持ちの商材がなくなると基地にて新たに補充をするのですが、その際に売れた杯数を都度記録しています。
基地には、リアルタイムで全エリア売上上位20名までの杯数が表示されるモニターがあります。
基地に戻る度に自分がどれだけ売っていて、何位にいるのかを確認することができます。
甲子園球場の売り子
「ビール売り子(スーパードライ)」
「チューハイ売り子」は、
球場の各エリアに満遍なく配置されていて、エリアによって売れ行きが異なります。
ちなみに、ビール売り子(スーパードライ)とチューハイ売り子一人一人は決まった一つのエリア(担当エリア)でのみ販売しています。
一番売れ行きがいいエリア
日によって変わることはありますが、
シーズンを通してよく売れる(=売上杯数が多い)エリアは
外野ライトエリア
です!「思ってた通りや〜」となった方が殆どではないでしょうか^^
理由は、甲子園球場のホームとなる一塁側であり、応援団が居て一番盛り上がるエリアだから。
外野ライトはどのエリアよりもお酒を飲んでワイワイ楽しく観戦しているイメージがありますよね!
正直なところ、トータル的には三塁側エリアよりも一塁側エリアの方がよく売れます。
売り子はこの「常連さん」への販売を重ねるにつれ、どこの席にいるのかや飲むタイミング等を自ずと掴んでいきます。
売り子とお客さん、お互いにとってスムーズな販売ができます!
ビジターチームが勝利し盛り上がった試合日では、
ビジターファンが多い三塁側エリアの売上の方が高いことも!
よく売れるエリアでは売れない?!
ここまでのお話だと、
「売り子するなら絶対一塁側がいいやん!」となりそうですが、当然よく売れるエリアほど売上競争が激しいです。
売れ行きが良いエリアは他エリアよりも配属人数が多くなるので、同時にライバルが多いということになります。
売上上位に這い上がることが至難の業(?)で売上上位と下位の売り子で杯数が倍違う日も!
売り子一人ひとりの売上に着目すると、一概に「売れ行きのいいエリアで販売すると杯数が伸びる」とは言えないのです…。
売れるタイミングは日、時間、天気など色々な条件によって変化します。
どのエリア、どの売り子も共通して売れるタイミングというのが以下の条件です。
天気:快晴
時期:7~9月(夏)
時間:試合中盤・阪神優勢時
対戦:巨人
天気と時期
当然ですが、晴れて暑い日の方が売れ行きが良いです。
日中は、日陰よりも日向に座るお客さんほど飲んでいる印象です^^
(日向に座るお客さんを狙って売りに行きます!)
時間帯
売れる時間帯は、デイゲームかナイターゲームかによって異なるのですが、
試合全体では試合中盤(4-7回辺り)がピークで売れます。
もう少し細かく見てみると、
阪神攻撃時は応援や観戦に集中するお客さんが多いので、阪神守備時の方が売れます。
阪神に点が入るなどして盛り上がった時にはさらに売上が上がります!
(だからこそ阪神には頑張ってほしいのです…)
対戦カード
優勝争い関係なく常日頃売れる順でいうと、
巨人>>>>広島>中日=ヤクルト=横浜
という印象があります。
甲子園球場に訪れるファンの人数と比例します。
因縁の巨人戦は圧倒的に売れ行きがいいので、売り子も気合が入ります^^
エリアや商材別の売れ行き
エリアや商材によっては、上記に挙げた条件に加えてさらに売れやすいタイミングがあります。
ビール売り子とチューハイ売り子で売れる杯数が異なります。
プロ野球シーズンにおける、1日の売上平均杯数を調査しました。
ビール売り子の平均杯数
ビール売り子全体の、
1日売上平均杯数は約170杯。
売り子によって売上はピンキリです!
150杯いけば上出来!という方もいれば、
毎試合170杯売ることは最低条件という売上上位常連の方もいます。
調子がいいと300杯近く売るらしいです(!)
チューハイ売り子の平均杯数
チューハイ売り子全体の、
1日売上平均杯数は約150杯。
ビールと比べると少し少なめです。
チューハイ売り子は熱燗やお湯割り焼酎も扱うので、肌寒い日はビール売り子とチューハイ売り子で売上が逆転することもあるそう!
ビール>チューハイ
ビールの方が売上が良いことがわかりましたね!
甲子園売り子のお給料は歩合制です。
商材により売上が違うことを鑑みて、チューハイの歩合給の方が若干高めに設定されいたり、
なるべく公平に支払われるようになっています^^
グラウンドでプロ野球ペナントレースが行われている最中、
観客席では甲子園売り子が順位争いをしています!
売上上位の甲子園売り子は、ランキング腕章をつけて売ることが出来ます。
商材の種類別に部門が分かれていて、
エリア内での売上順位に則った腕章を付けます。
今回ご紹介した「ビール売り子(スーパードライ)」「チューハイ売り子」であれば、
各エリアの
ビール売り子(スーパードライ):売上上位5名
チューハイ売り子:売上上位3名
が腕章を付けます。
売上順位は、月間総売上杯数によって決められます。
当月に着ける腕章は、先月分(月末締め)の売上順位となっています。
そのため、競争が激しいエリアだと毎月1位の売り子が違うことも!
腕章を貰うこと自体も嬉しいですが、常連さんに「おめでとう!」と喜んで貰えることで努力が報われた感じがします。
(「育成ゲーム課金しまくったわ〜」って言われました^^)
”腕章を着けていること”がきっかけで初めて購入してくれるお客さんも多いので、毎月常に身に付けておきたいものです。
腕章が懸かるのは月間総売上杯数ランキングですが、腕章とは関係なく
上半期/下半期/年間の括りでの総売上杯数ランキングも発表され、順位に応じた賞状や賞品が貰えます✴︎
甲子園売り子の売上について、いかがでしたか?
平均的にみて売れやすいタイミングやエリアについてお伝えしました!
(正直なところ、売れやすいと感じる瞬間やエリアは人によります)
甲子園球場では高校野球でも売り子がいるのですが、プロ野球と高校野球ではまた売れる条件が異なってきます!
また、甲子園売り子の月間や年間での売上ランキングについてもご紹介しました。
中でも月間売上で決まる腕章は売り子が皆んな憧れるものです^^
腕章を着けている売り子さんを見かけたら注目していただきたいです…!
着けていない売り子さんには、これからに期待して是非買ってあげてくださいね✴︎