【タイガース観戦】甲子園売り子は担当エリアや商材を選べる?!ビール・チューハイ他
甲子園売り子(キャスト)さんは様々な商材、銘柄を扱っています。
スタンド販売の売り子さんが大勢いる甲子園球場では、どうやって担当商材を決めているのでしょうか。
また、「どっちの商材が売れやすい?動きやすい?」
気になるビール・チューハイ売り子の違いもまとめています。
アルコール商材(ビール・チューハイその他)の売り子事情が知りたい方、
甲子園売り子のアルバイトを始めたいTORACOさん、是非ご一読ください!
売り子になろう!と思えば、
まず商材を扱う会社(以下事務所と呼びます)にアルバイトとして雇われる必要があります。
事務所は6-7つほど存在しており、
アルバイト募集サイトはこの事務所別に掲載されています。
(「株式会社〇〇」等と表記がある筈です!)
甲子園球場では事務所毎に扱う商材が異なります。
*アサヒのビールのみ扱う事務所
*アサヒのチューハイ類のみ扱う事務所
*キリンのビールのみ扱う事務所
*ソフトドリンクやアイスクリーム等を扱う事務所
…
と商材が限定されているので、
一つの事務所に入ってしまえばずっと同じ商材を売ることができます!*
*多数商材を扱う事務所も一部あります。
*事務所の掛け持ち(複数契約)は出来ません。
他球場だと、日によって違う種類の商材を扱ったり、
ソフトドリンク→サワー→ビール
のように昇格する制度があるよね?
甲子園球場では一つの商材だけを売り続けるから、
毎回違う商材売ることは滅多にないんです。
ただ甲子園球場の売り子は卒業まで同じ商材を担当しますので、
作業に慣れるのが早く、常連さんが定着し易いことが大きな魅力です!
お客様に覚えてもらい易いというのはお客様・売り子お互いにとってWIN-WINです♡
甲子園の売り子は、商材によって売り方・格好が全く異なります。
大きく分類すると、
ビール売り子
樽を背負うサーバー型
チューハイ/ソフトドリンク売り子
前カゴ販売型
となっています。
「売り子」と聞いてみなさんがイメージするのは
サーバー型のビール売り子ではないでしょうか?
甲子園のビール売り子はそのイメージ通り、樽を背負って販売します。
対してチューハイ売り子や
ソフトドリンク売り子は
前カゴをもって、缶をカップに注いだり、ペットボトルをそのまま提供します。
ここからはお酒を扱う二大甲子園売り子
ビール売り子・チューハイ売り子
の違いについてさらに詳しく掘り下げます!
同じアルコール商材でも格好が全く異なるので、
売り方や動き方など異なる点が色々とあります。
ビール売り子とチューハイ売り子それぞれの特徴を項目別に比較してみました。
人数〜ビールとチューハイ〜
ビール売り子の方が多い!
割合はおよそこんな感じ。
ビール:チューハイ=6:4
エリアによって配置人数は異なりますが、
どのエリアでも、割合は大体同じです。
商材の種類〜ビールとチューハイ〜
ビールは1種類、チューハイは複数!
ビール売り子は1つの樽を背負うため1種類、
チューハイ売り子は前カゴに様々な商材が入っています(チューハイだけじゃないんです!)。
ビール売り子
ビール
チューハイ売り子
チューハイ / ハイボール / 冷酒 / 梅酒 / 焼酎 etc
また、ビール売り子は代表的なスーパードライの売り子の他、
違う銘柄を扱う売り子もいます。
ビール売り子、チューハイ売り子がそれぞれ扱う銘柄や商材については以下の記事で詳しく説明しています。
扱う商材によって、制服も違いますので要チェック!
売れ行き〜ビールとチューハイ〜
ビールの方が良い!
「お酒=ビール」のイメージが強く、
とりあえず一杯!とまずはビールを頼まれるお客様が多いです。
チューハイやハイボールは2杯目以降、試合中盤からどんどん売れ出します。
総売上杯数では、ビールの方が沢山売れますよ^^
ある試合日の例
ビール売り子の平均売上杯数
200杯
チューハイ売り子の平均売上杯数
170杯
重さ〜ビールとチューハイ〜
チューハイは調整ができる!
ビールとチューハイどちらもおよそ、
10-15kgあります。
チューハイ売り子に関しては
缶の持ち出し本数を調整できるので重さはまちまちです。
ビール売り子は樽のため、基本的に重さは一定となります。
一度の持ち出しで持てるMAX杯数
ビール売り子
21杯(一樽分)
チューハイ売り子
30杯(+α5~10杯)
技術〜ビールとチューハイ〜
ビールとチューハイどちらも必要!
売り子として、
「視野を広くする」「お客さんの飲むタイミングを把握する」…
など共通して意識すべきポイントはありますが、
それぞれ独自に必要な技術はこんな感じ↓
ビール売り子
泡の量調整
樽が泡立たないように歩く
チューハイ売り子
前カゴ内の缶捌き
商材による値段の計算
動きやすさ〜ビールとチューハイ〜
ビールとチューハイどっちもどっち!
ビール売り子は樽を背負い、
チューハイ売り子は前カゴでの販売となります。
それぞれにメリット・デメリットがあります。
ビール売り子
○前が空き歩きやすい
△振り向く際に樽がぶつかる
チューハイ売り子
○背中側が空き人とすれ違いやすい
△足元が見えないので段差に注意
どちらにせよ、重い荷物を持って階段を登り降りすることはかなり体力を使います。
慣れるまでは身体の至る所が筋肉痛になりますので覚悟が必要です。
販売形態が異なるので、
ビール売り子は腰
チューハイ売り子は骨盤によく痣を作ってます^^
ビール売り子とチューハイ売り子
それぞれのおすすめポイントをまとめました!
○競争率が高く、やる気が出る
○試合開始序盤から売れやすい
○前が空くので歩きやすい
○ビールの方が売れ行きが良い
○売り子の花形的存在
○ビールだけを扱うため計算しやすい
○ビール売り子より売上上位を狙いやすい
○前カゴ内の捌き方で他の売り子と差別化できる
○一度に1~4杯を作ることができる
○持ち出しの数を自由に設定できる
○注ぎ方自体はテクニックいらず
○幅広く複数の商材を扱う
甲子園球場では、売り子が均等に配置されるよう、
基本的にスタンドのエリア毎に設けられた配置人数に倣って配属されています。
人数が多いビール売り子※やチューハイ売り子は、
卒業するまで、決まった一つのエリア(担当エリア)でのみ販売します。
※ビール売り子はスーパードライのみ
▼エリアの一覧はこちら▼
事務所によってエリア配属の方法は異なるのですが、
典型的な例を挙げると
研修期間(3-5回目の勤務まで)にいくつかのエリアでの販売を経験し、
事務所オーナーやチェッカー(=売り子のサポートスタッフ)がエリアの適正を見定めて、配属が決まる
といった流れになります。
エリアが固定されるタイミングは人によって違います!
研修期間でなくとも決定するまでの間、色々なエリアを転々として働くこともあります。
エリア適正というのは、その人の体力や動き方、性格など色々な要素から判断するようです。
そのため、エリア毎に似た雰囲気の売り子が集まることが多いです(なんとなくにはなりますが)!
売り子を何年か続けていると、
「○○ちゃんは外野に配属されそうやな〜」
というような予想は大体当たります(現に私自身も研修生時代、先輩に配属エリアを見事当てられました!)。
色々なエリアに足を運ぶ機会がある方は、エリア毎の売り子さんの雰囲気に着目してみてください^^
またエリアの希望はある程度聞いてもらえるようですが、
エリア配属人数の兼ね合いでどうしても希望通りにならないこともあるようです。
それでも何度か働く内に常連さんが付き、気づいたら担当するエリアが好きになっているはずです★
甲子園の売り子の担当商材や担当エリアについて、
公式サイトには載っていない部分まで深掘りしてお伝えしました。
甲子園の二大売り子、
ビール売り子・チューハイ売り子はそれぞれ違ってどちらも魅力的ですよね!
せっかく甲子園に来たら、
是非売り子さんからドリンクを買っていただいて
どんな風に作るのかな?どう動いているのかな?などと興味を持っていただけると嬉しいです✴︎
またアルバイトを考えられている方は、
こちらの記事で事務所や商材、エリア選択の参考にしてみてくださいね^^